5月5日㈬はこどもの日。
この日はもともと五節句の端午の節句にあたります。
この節句は、家の後継ぎとして生れた男の子が、無事成長していくことを祈り、一族の繁栄を願う重要な行事となったのです。
3月3日のひなまつりが女の子のための節句、5月5日の端午の節句は男の子のための節句として江戸時代から定着していきました。
鎧や兜を飾ることは、武家社会から生まれた風習で、厄除けや身を守る、という意味合いで飾られるようになりました。
鯉のぼりは、江戸時代に町人階層から生まれた節句飾りです。
鯉は非常に生命力の強い魚で、沼や池でも生息できます。
その鯉が急流をさかのぼり、竜門という滝を登ると竜になって天に登るという伝説にちなみ、
子どもがどんな環境にも耐え、立派な人になるようにとの立身出世を願う飾りです。
当館では、5月5日㈬まで1階ロビーに鎧飾り・2階レストラン「紫雲」に鯉のぼりの飾りを設置しておりますので、ぜひご鑑賞ください。
お越しいただいた皆様の健やかな日々を願っております。


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